給料と仕事
職業柄コロナワクチンの接種の手伝いをする機会がある
時給は発生してるからボランティアというわけではない
ワクチンは予約制なので当日の予約人数や予約スケジュールが把握できている
会場のスタッフのおかげでほとんどが滞りなく進んでいる
日中は忙しくも接種ペースに影響を及ぼさないようにスタッフが対応してくれている
1日の終盤になってくると残りの人数がある程度見えてくるので、日中ほどのスタッフは必要がなくなってくる
そのため、必要最低限の人数を残して他の方は帰ってもらうことにしたのだ
最も当然なことなのだが、私が以前手伝った際はそうではなかった
その当時は5人で十分なところを10人も残るという感じであった
私より参加する頻度の高いベテランスタッフから次の様な話を聞いた
残りの予約人数が少ない状態で、過剰なスタッフが残っていたときにそのうち1人のスタッフが外に出て、月が綺麗だとかそういうことを言ったらしい。
それだけに留まらず、他のスタッフも連れて月を見に行ったとか
そのサボりと思われる様な行動を見た他のブースのスタッフが、手伝いもせず何をしているんだと思われベテランスタッフは肩身の狭い思いをしたのだと。
だから今は必要最低限の人数以外は帰らせることにしたのだというのだ。
なぜ彼らがその様な行動をとったかはわかる。時給が発生してるからだ。月を見て時給が発生するならそんな楽な仕事はない。
仕事をサボって給料もらう様なものである
私の性格上、時給(お金)が発生している限りは責任を持って仕事しないと気が済まない
なぜならそれはお金は仕事に対する対価として支払われるものであるからだ
雇用主がお金を払う価値があるとして依頼した仕事であり、引き受けた側としては責任を持って完遂する必要がある
だからダラダラする、サボるという行為には納得できない
私の中では仕事というものの後から給料がついてくると考えている
社会の中には残業代を稼ぐためにダラダラ仕事をするという行為があるようだが、そうやって稼ぐよりしっかり時間内に仕事を終わらせた方が定時で帰って好きなことをできるのではないだろうか
お金を稼ぐという目的だとしても、昇進や昇給するのは時間内にきちっと仕事を終わらせる人であるし、定時で帰った時間で副業や資格勉強した方がよっぽど儲かると思う
要するにダラダラする人は、結果として損をしているのだ
その点、最近の若いものと言われる世代は同調圧力に負けず定時で帰るのだから素晴らしい
(その後が有益な時間かは分からんが)
今回のワクチン接種でただ残っているだけの人の話を聞いて思ったことは、やはり仕事は責任を持って時給が発生しているうちは生産性のあることをしていたいと思うし、サボるダラダラする人は品性を疑うと思った
私の考えや感覚は押し付けかもしれないが、全員そうであってほしいと思う