患者様はお客様ではない

どこの薬局にでもクレームというものはあるのでしょうが、こちらに非があるものに関しては改善していくべきだとは思う

だがしかし、過度な要求をされる場合も多々ある

こちらもその要求には最大限で応えるつもりで仕事をしているが、物理的に不可能なこともある

さて表題の件だが、過去10年前に比べて薬局のサービスは非常に良くなったと思われる

アプリ対応や電子マネークレジット等の支払い、ウォーターサーバーの設置、雑誌新聞、キッズルームの設置など、全てではないが様々な面で患者の待ち時間を心地よいものとしようする配慮がある

 我々の給料は患者が薬局に持ってくる処方箋から発生しているのだから患者様と呼ぶのは妥当かとは思う

ただ、治療を受けるために最低限確認しなければならないことや調剤上できないことがある。

それは治療受けている患者であってお客ではないから

お客様扱いをしてもらいたがる方が増えてきているの様に思える(あくまでも主観)

その扱いに疲弊したり苦しんでいるスタッフが非常に可哀想でしかたがない

私が会社の社長であるならば、「うちでは対応できないので、どうぞ他の薬局に行ってください」ときっぱり断れるのだが

しかし、調剤拒否は基本的にはできないのが薬局である

医者もそうだと思うが、患者を選ぶことはできない

治療受ける側として患者のモラルが低くなっていくのがわかる

病気になって治療を受けて薬をもらうのは当然であり、その各過程の一つ一つは確実にその患者のことを考えて行動している人なのだ

威圧的な態度や過度な要求というのは、結果として確認作業の過失などの発生率を上げたり、本人は結果として損をする場合があることを知らない

そのような点を教育する場を薬局だけで提供するのは無理な様な気がする。